@yuing__ の話

鬱になって休職したあと退職した人がtwitterでつぶやかないことを書きます。

難儀

つくづく私は振る舞いが下手だなと思い知らされます。良心で行ったことはいつか"いいこと"として帰ってくる。悪いことを行えばそれもまた然り。良いことをするのはある種自己肯定でもあったはずなのにそれらは一つ踏み間違えるだけで悪に塗り替わってしまいます。なるほどこの世界はそう単純なものではないと痛感せざるを得ませんでした。些細な善行のつもりが拭っても広がるだけで拭いきれない濁った不安と恐怖を連れてきてしまったのです。

今日はとても暖かく、積もっていた雪は溶けていました。ベランダを見てみると少しの砂埃が溜まっていました。ベランダがかつて泥まみれだったのはこの溶けては積もっての繰り返しで空気中の汚れが泥となってしまったのだろうと思いました。掃除機の中を洗うついでにベランダもきれいにしようと思いバケツに水をいれブラシでベランダ全体をこすってきれいにしました。

なんとも言えない空虚感を埋めるように部屋掃除をしました。頭の中では嫌なことが飛び交っています。頓服薬や抗不安薬をここ最近は多く飲んでいる気がします。だから外は嫌なんだと、自分の知りうる範囲で生きていたいのだとかつての考えが頭をよぎります。全く使っていないテレビの上にたまったホコリを拭いながらため息をつきます。嫌でも月日は過ぎていく、嫌でも終わりに向かって走らなくてはいけない。止まることも加速することもどちらも体力がいることで、やらなくてはいけないから走っている。それに意味や価値や意義を見出そうともがいている自分がいます。そういうときは決まって悪い事があったときです。自分に自信が持てないときです。不安が募るときです。そうやって何かにすがろうとしてしまうのです。

詳しくは言えないのですが先に書いたとおり、端的に言うと人のためを思って行ったことに不幸が重なり結果的に誰も幸せにならなかった。そんな行いをしてしまいました。話を理解してくれる友達に懺悔をしました。わずかでも悪い心が垣間見えたこと、かつての自分を思い出したということも言いました。大丈夫だよ、と友達は言ってくださいました。その瞬間は安心できたのですが今もそれが頭にこびりついています。いくら安心したところで起きてしまった事実が和らぐわけでも帳消しになるわけでもないのです。不安そうにする人の顔が思い出されます。どうしてあのときああしてやれなかったんだろう。何も最初からそうしたかったわけではないのに。そもそも私には関係のない事柄だったのに。

誰かが来るんじゃないかと怖くて心拍数が壊れそうなぐらい跳ね上がって眠れない日もありました。鼓動がうるさすぎて眠れないのです。何かが覗き込んでくるような気がしました。ドアの向こうに人影を感じたり、外に出れば人の目がカメラのレンズのように感じ、私の悪い部分にピントを合わせてきているように思いました。愚直な私はそのように極端に悪いと感じたこと、消化しきれなかったわだかまりを鉛のように溜め込んで引きずってしまいます。それをその程度と処理できないのです。そんな自分がこんなのうのうと過ごしてていいんだろうかと頭のどこかから声がしてわからないと返します。もう見知らぬ誰かのために何かをするのはやめようと思いました。感謝されもしないことでこんなに苦しい思いをするぐらいなら見過ごしてすぐ忘れてしまうな罪悪感を抱くほうがよっぽどマシだと思いました。こうやって人間は繋がりを切り捨て個を選び、個人主義的になっていったのかなと考えたりしました。今もその不安は渦巻いています。極度の被害妄想を引き起こしています。無理やり考えないように蓋をしていますが煙は僅かな隙間から漏れ出てきます。この恐怖がすり減ってなくなるまでにどれだけの時間がかかるのでしょうか。

 

そういう気持ちがありながらも生活は続きます。先日、ハローワークの紹介のもと、就労相談をできる場所にいってきました。本当は先週行く予定だったのですが風邪を引いてしまって一週間遅くなってしまいました。見知らぬ場所に行くのは怖かったです。しかしこじんまりとした空間に連れて行かれ、10分ほど待機していました。左上に掛けられている時計の秒針が時折引っかかるように止まっているのを気にしていたらお茶を差し出されました。猫舌故に舌をやけどしてしまいました。マスクをしていたので来る前に少し飲んでしまおうと思って急いだのが仇となりました。そうすると2人の担当者がやってきました。背の高い眼鏡を掛けた男性と、ショートヘアのメガネを掛けた女性でした。

私がどのような性格なのか、どういう仕事がしたいのか、そもそも何を相談したいのか。いろいろな話をしました。そこは仕事の斡旋をしているわけではないのであくまで面接の付添やハローワークでの情報共有などを円滑にするために存在するらしいです。ハローワークでは話せないようなプライベートのことも多く喋りました。私を知ってほしくて多くの私を話しました。背後で誰かが作業をしていると怖くて気が散るんです。電話がいつなるか怖くて仕方がない。怒られるんじゃないか、何か悪いことをするんじゃないか、強迫観念がすごい。だから時折一人になれる、その日その日で違う人と会える営業は自分に向いてると思った。でもこんなふうになってしまっていきなり営業に復帰なんてできると思ってもいないし、段階が必要だと自分でも思っている。ストレスフリーとまではいかないまでも、自分のペースを作れるように、自分を理解して貰える場所を探すことを優先することにした等など色んな話を2時間近くしました。狭い学校生活で息苦しい思いをしたことも話しました。個が個としてあることの許された大学時代が楽しかった話もしました。営業にろくに連れて行ってもらえなかった話もしました。

女性の方は私の思うことに概ね同意をしてくださいました。完全な一人の時間が時には必要だと、何もしないことをしていることが大切なのだということを汲み取ってくださいました。男性の方は本当なら在宅がいいんじゃないかと思うけど時給制のところが多くて一人暮らしをしている以上バイトやパートは厳しいよねといろいろ必死に考えてくださっていました。ひとまずそれに向けた書類作りをしたいと伝え、職務経歴書を書いてメールで送ってください。添削をしますので。ということで解散しました。思ったより日程を設けてくださったおかげで息切れせずに就活ができそうですが本当にそれで大丈夫なのかなと若干不安でもあります。ハローワークのほうにもいつ行くという話はしていなくて今回相談したどちらかの方を連れて3~4人で話し合って求人を見るという形をこれからはとっていきたいというふうにおっしゃっていたこともあり下手に動けないなあと思いながらその趣旨もメールで送ろうと思っています。

 

昨日、ここで内容が止まってしまいました。このまま投稿しても良かったのですが気持ちとして途中という感じがしたので続きを書きます。と言っても今日は起きるのが極端に遅く、ぼーっとしているというかどうもシャキッとしないのです。

というのも、鮮明な情報量の多い夢を見ました。夢から離れるようにベッドから離れご飯を食べてどうにか地に足のついた感覚が戻ってきました。シャワーを浴びなから結局この世界は虚像だなあといつもどおり漠然とした生死観を堂々巡りさせながら結局こうやって考えているものも人間が生まれてから今までの間に誰かが考えて、もっと簡単な言葉でそれを表現しているんだろうなと自分の学のなさに失望していました。勉強・教養というのは大事です。選択肢も増えます。等身大の自分を知ることもできます。小さいうちに怪我を知り、転び方を覚えるのも大切です。それらを大人の尺度で危ないから・怖いからと規制させるその世界が私は危なく怖く感じてしまいます。

 

 

以下先の夢の話を長ったらしく備忘録として書いていきます。日記自体は終わりですが暇な人は良ければついでにどうぞ。

端的に言えば何度もタイムリープを繰り返す夢です。私というより主観を与えられた・割り振られた人物は男性でした。タイムリープの目的は神社の近くに住むとある家族が震災に見舞われないようにするためと思われます。誰に指示をされたのかそれによって得られる効果はわかりませんが移動先は今からおおよそ10年ぐらい前、2007~2009年だと思います。まだ人々がうつむいて平たい板を指でなぞって歩いておらず、持ち歩く端末は折りたたみの携帯が主流でした。タイムリープは2人1組となって行っていました。その理由は「今現在のお互いを知っている存在が1人でもいないと存在証明が難しくなるから」でした。パートナーも男性でしたが取り立てて特徴があるわけでもなく強い印象が残っているわけでもありませんでした。お互いにお互いの目的がありそのためにたまたまペアを組まされた。それぐらいの感覚でした。

過去に戻るたび辿り着く場所は決まって人気のない神社でした。高台にあり青々とした海の色と鳥居の朱色が目に焼き付いています。何度も何度もそれを見たからだと思います。

まだ防災意識が低い頃でしたしそもそも仮にストレートに未来から来たなんて言っても信じてくれません。いろいろなことを試しました。小さい子供にもう戻ってこれないから好きな絵本を鞄に入れておこうねとボロボロの絵本をトートバッグに入れてあげました。女子高生にこれから起きることを説明しましたが事情はわかったが部活があるからと一蹴されました。部屋で眠っているおじいさんを説得してアマチュア無線機をつなげてくれといってつなげてもらったりもらい無線の乱れからこれからのことを予期して逃げようとするときもありましたがマスコミの妨害が入り失敗に終わりました。

最初はXデーとなる前日に呼びかけていたのですがXデーには神社で祭り事か儀式かなにかが行われるらしくわけもわからない言葉を信じてないがしろにすることなどできないということを伝えられたことでタイムリープする日数を少し早めたりアプローチの方法を変えました。近所の人達に普段どのような生活をしているのか・どのような仕事をしているのかを聞いたり、海辺の様子を伺ったりもしました。神社の裏のすこし高い場所の土地の端を借りてプレハブを置いて簡易的な避難所を作りました。井戸の水をポリタンクに入れて運んだり布団・食べ物を搬入しているとき周りの人にキチガイを見る目で見られましたがいざ震災になるとそこに人があふれるぐらいやってきて本当に救われるべき人が救われずに終わってしまいました。逆に噂を信じた子供と青年2人だけが訪れたということもありました。

Xデーが来るたびに近所の方や家族の家が崩れていくのを目の当たりにして気づいたら?意図して?目的が果たされなかったから?また神社に戻ってきて新しい手段を探すのです。もしかしたらその神社の祭り事を守るために私達は動いていたのかもしれません。

ある時プレハブを作るのではなく理解を示してくれた方の経営する近くの民宿の一角を借りて過ごしていたのですが突然やってきた私達に関心をいだいた野球少年4名が練習終わりに来るようになり私達と交流を持つようになりました。そして私は一人の少年に私達の真意を伝えることにしました。彼は疑うことも笑うこともせず真剣に聞いてくださいました。というのも、彼はこれまで見てきたなかでも唯一ヘルメットを被って逃げたおかげで無傷で済んだ子でもあったのです。このままだといつも来ていた君以外の子どもたちは死ぬか重症を負う。こんな事を言って信じてもらえるかはわからないしすべて君に任せるけれどもしも私の言葉を信じるのならこの日のお昼以降にあそこの神社より下にいてはいけない。必要なものだけを持って、ここに逃げておいで。ここは大丈夫だから。君は君の為すべきことをするといいといって頭をなでてヘルメットを託してその子と別れました。

その回のXデーにパートナーが震災に巻き込まれて亡くなりました。無理やりにでも例の家族をここより上にひっぱって行こうとして失敗してしまったそうです。それになにか思うわけでもなく事実を事実として受け入れました。ループしていて自分たちの命の感覚がわからなくなりつつありましたがゲームではなかったので命が尽きればその命はなかったことになります。同時に私の存在証明が薄まり、私が任務を遂行するとすれば時間は限られていると覚悟しました。

例の家族は彼が失敗したということはダメだったのでしょう。民宿の人には前々からバレない程度に備蓄をすすめるよう促していましたし私も私のできることをしていました。高台に位置しているここまで走って逃げてくる人というのはほとんどいませんでしたが一人、息を切らしながら扉を開きやってきました。先の子供でした。ヘルメットをかぶり、リュックを背負い、一人でやってきました。

お父さんとお母さんはどうしたと聞くとお母さんは大丈夫よと言って聞いてくれなかった。野球の練習があったからそれに行くフリをしてお兄さんを信じることを選んだんだ。と言ったのでひとまず備蓄がある自分の部屋で少し食べ物を与えてからこれからの話をしました。

私はパートナーとタイムリープを繰り返していたがパートナーが亡くなってしまったのでもうタイムリープをすることができなくなったことを少年に伝えました。生きるためにはこの時代の人間として生きるしかない。でもそのためにはどうしても必要なものがあるんだ。少年にそう言いました。部屋の静けさと対比するように外からは悲鳴やら何やらが聞こえてきたので窓をしめました。

簡単に言うと私のことを知っている人と生活をしたいんだというと悟ったように少年が僕がそれになると言いました。私はもちろんそれを望みましたが最終的に君はこの土地と、友人と、親と離れることになる。それでもいいのか。念の為確認をしました。それはお兄さんだって同じだし、きっとお兄さんの言い方的に…みんな…と声を震わせていたので抱きしめました。私がいたばっかりに、すまない。と謝るとお兄さんのおかげで僕はここにいる。お兄さん、連れて行ってよ。未来のお話を聞かせて。そういうのでここに来る前の話、ここに来た目的を伝え、少年が私の存在証明のパートナーとなりました。

民宿に少しお世話になったあとはいろいろな場所を転々としました。そして10年後、少年は私よりも大きくなっていました。あの神社の本殿の前で手を合わせました。かつてループを続けたときと地形は大きく変わっていました。天涯孤独となってしまった少年は手を合わせたあと私の手を握ってきました。苦楽をともにしたその手はゴツく、暖かかったです。どうした、と聞くとこれは僕の贖罪だと思う。と言っていました。そしてこの神社ならタイムリープをできるんじゃないか、と提案されます。そしてどこかにリープしたところで目が覚めました。

夢って結構支離滅裂ですけどたまにこうやって一貫してストーリー性がある夢をたまに見ます。起きたとき、握られた右手に感覚が残ってるようでした。今年の中でもトップクラスの夢の情報量の多さに疲れました。所々で別の夢を見たりもしたせいもあって起きたのは15時頃です。納得が行く疲労感ですが明日は面談日でもあるので規則正しい時間に眠ろうと思います。最後までありがとうございます。それではまた。