@yuing__ の話

鬱になって休職したあと退職した人がtwitterでつぶやかないことを書きます。

2019年

あけましておめでとうございます。今年は泥水をすすってでも這い上がっていきたいという気持ちと今年ですべてを終わらせたいという気持ちが入り混じっています。そんな私を今年もよろしくお願いいたします。

 

2018年を振り返る日記を書きたかったのですがそれを途中まで書いていた下書きがなくなったのも相まって時間が無く気づけば2019年の2日目が終わらろうとしているところです。書き終わる頃には3日になってると思います。やっと一区切り着いたので日記を書きたいと思います。振り返るにはもうちょっと遅い感じがあるので多分しないと思います。30cmの津波に足を持っていかれた感じの年だったと思います。

 

晦日は毎年祖母の家に行きます。みんなが嫌いな祖母の家に行きます。お盆以来の祖母は以前より弱々しくなっていたような気がします。腰が悪くなって、腸の動きも悪いとのことでした。それでもご飯はたくさん用意してくれて美味しい物をいっぱい作ってくれました。延々と意味不明な話をするので適当にうなずいていました。会社の話に触れてこなかったのだけが不幸中の幸いだったと思います。

大体の人、両親が嫌いだとしても祖父母は好きとかあるじゃないですか。孫に甘くなるのでまあ分かる話だなと思うんですけど。私は小さい時までおばあちゃんも好きでした。それは逸脱して好きというわけではなく他の祖父母より接点があるから印象にあるというだけだったのかもしれません。母方の祖父母、おばあちゃんはホスピスにお母さんがお見舞いに行っていた事しか知らないのでよくわからないですし、おじいちゃんは以前話したとおりです。自分より上のいとこがいっぱいいるので特別可愛がられることもなかったですから。父方の祖父母、おじいちゃんは両親の結婚するタイミングで亡くなったので唯一直接顔を合わせたことがありません。最近まで顔すらわからなかったので。多分生きてたらめちゃくちゃに大好きになっていたんだろうなと思います。

そんなふうに祖父母との思い出ってとっても薄くて特別いいものでもないなと言う感じですが父方の祖母は現在唯一生きている血のつながった祖父母にあたいするのでそれが祖母と孫のあり方なのかなというふうに受け入れていました。実際可愛がられていたと思いますし今もそうなんだろうと思います。それでも私は嫌いです。

お盆頃に祖母の家に1人で泊まりに行くのが習慣になっていたのですがある時こんなことをいい出したんです。「あんたのお母さんはろくでもない人間だ」って。「あんたが大好きな大叔母さんもあんたのこと1番悪く言ってるよ」って。いろんな"噂話"を私にしてくるんです。そして最後に「これはおばあちゃんと貴方の二人の秘密だよ」と言って。きっと歪んだ祖母の「私が1番お前をかわいがっているんだ」というアピールだったと思うのですが私はそれが気味悪くて。帰ってすぐにお母さんに言いました。お母さんは微妙な顔をして笑っていました。その後から泊まりに行くのをやめました。

成長するに連れてお母さんにたいする姑(祖母)のいじめの話を聞きました。典型的な話です。ゴミが落ちているからもう1回家全てを掃除しろだとかこの料理はまずい、この料理は濃い、何もできないのかお前はと。その他諸々気色悪い話を聞くんです。どんどん醜く見えてきます。大晦日に泊まりに来たときにうるさくなるだろうと思って開いていた扉を閉めてあげたら私の悪口を言うために閉めたんだろうと罵倒したり。自分がそういうことをしているからそう思うだけだと思うのですがそんな感じで私は嫌いです。行動1つ1つにはきっといやらしい気持ちがあるんだと思ってしまって素直に恩恵を受け取れません。自分の家系を見ていると憎まれっ子世に憚るとはこのことだなと思います。長生きしている人間ほど醜く図太いメンタルだなというふうに感じます。優しい人、優秀な人から死んでいってその人達の甘い汁を吸い続けて生きているのだなと思います。あくまで私の周辺での話で主観でものを言っているので気にしないでほしいのですがそういうふうにできているんだろうなと感じています。

そんな人の場所に一晩泊まって次の日お父さんが珍しく昼まで眠っていたりしたのもあって日が傾いてきた頃に家を離れました。その近くにあるスーパーに久々に行って買い物をしていました。弟にアイスのダブルを買ってあげたらシングルが2つきて笑ったりしました。そのアイス屋は小さいときから何かにつけて食べにいっていた場所なので懐かしく思いながら1口もらいました。味は変わってませんでした。

 

今日遠縁の親戚の家に行きました。私のおじいちゃんの妹、大叔母に当たる人の家です。と言っても嫁入りをしているのもあって私は遠縁と言っていますがとても良くしてくれている数少ない親戚です。昔は良く遊びに行きました。そのたびに一緒になって遊んでくれてとても大好きでした。先程祖母が言っていた人です。その人の娘や孫にはいろいろと問題があるみたいですが嬉しそうにしている大叔母さんが大好きで多分祖母の家に行くよりかは行ってるんじゃないかなと思います。

一時は祖母の言っていることは事実なんじゃないかと考えたりしましたがその人の言葉や周囲の反応を見るにそれは違うだろうなと思いました。

明日は出かけるから今日は早めに切り上げよう、お父さんも調子が悪いからと言って16時に家についたはいいものの先程帰ってきたというくらいみんな話し込んでいました。大叔母さんもここ最近で1番楽しいと言っていました。最初は良かったのですがだんだん昔の話だとか聞きたくない話だとか生命保険だの墓だの葬式だのの話になってああ高齢化だなあと思いながら弟と遊んでいました。その後眠くなって横になっていたのですが話は聞こえてくるので聞きたくない話をいっぱい聞いていました。するとお母さんは孫に嫌われるってどうよ、という話をしていました。先に書いた秘密話のことなんだと思います。私もそれはどうなんだろうなと思います。まああんなことしておいて良くしようと思うわけがないので当然のことだと思いますが。

その話し込んでいる話を聞けば聞くほどに大叔母さんの優しい人間像が見えてきます。もともとの生まれの関係で苦労が多かったからみんなには優しくしたい、という立ちふるまいになったと長い長い話を盗み聞きしている間に確信しました。

祖母には言えていませんが大叔母さんの孫たちへのお年玉があげれないなということで休職の話を少ししました。頑張ってるんだけどね、とちょっと濁す感じで言いました。そうしたら合わなかったか、そうかそうかいいんだ別に気にするなと義理の大叔父さんはいいます。この夫婦は本当に優しくて家に来るといつも可愛い可愛いともてはやしてくれて楽しいね楽しいねと笑ってくれていい思い出ばっかりで。だから泊まりに来た日の帰りも帰りたがらずに泣きじゃくっていました。聞くとはとこ(大叔母の孫)たちもそんな感じらしくて安心しました。

昔、ここの家とどういうつながりがあるんだろうと思っていました。お父さんは5歳のときからこの家に来ていたみたいです。もっと後からのつながりだと思ったのですがそんな事はありませんでした。やはり家にいたくない気持ちがあったんだと思います。お母さんも祖母の家で暮らしていたとき良く逃げ込んでいたと言っていました。我が家にとって必要な存在であり、信頼の置ける親戚であったことを証明していると思います。

そんな家から帰ろうとしたとき、大叔母さんが駆け寄ってきて大変だろうけどほら少しだけねと小声で言った後ぐしゃっと手にお札を入れてその後抱きしめてくれました。頑張んなさいねと優しく言ってくれました。その時ボロボロと涙が出ました。確かに生きることを望んでくれている人がいるんだなと思いました。お母さんにそのあとそれを言うとこれが肉親なんだよと言われました。本来の意味合いとは違うと思いますが祖母に比べて遥かに近くて、暖かい存在だという意味ではそうなのかもなと思いました。

ちょっとバイトで働けば稼げる小さなお金ですが私にとって非常に非常に意味のあるお金でした。しばらく使えないです。大切にしまっておきます。

物心ついてからお母さんにすらしてもらっていない暖かくて優しいハグがなんだか心に滲みてきて涙が抑えられませんでした。帰るときまでずっとポロポロ涙がでて何もできませんでした。もう少し生きなきゃいけないなと思いました。

 

そういえばはとこが専門学校に入学するみたいで恋人が本州にいるからそこの近くの学校に行くようなことを聞きました。若さはすごいなと思うのですが私が18だとしても絶対無理だなと思いました。結局他人なので何があるかわからない相手と血縁のある人間を比べてしまうとやはり後者が勝ってしまうので北海道に残っています。結婚があーだこーだとなってくれば自分の家庭が出来るので変わってくるとは思いますが今のところ家族のことより優先することってないです。家族が好きなのもありますがそれがあるべき姿だと思っています。お母さんは毎日苦労をしています。いつかそれは私が継がなくてはいけない、生きる気力がなくても万が一生きてしまったらそうなってしまうのでそのためにそうあろうとしています。

難しいですね。新年早々長ったらしく何の話をしているんだという感じですし全くめでたくないです。まあ喪中なのでめでたくなくていいのかもしれません。

 

長くなったので最後にしますが昨日、初夢を見ました。世界で唯一嫌いな他人である人間が笑顔で話しかけてきて私は憎悪を抑えながら笑顔でそれに答える夢でした。これどういうことなんですかね。死んでくれるってことなんでしょうか。また私の視界に入ってくるってことなんでしょうか。

人を嫌うという感情って無駄なエネルギーだと思うのと基本どうでもいいので人を嫌いになることってほぼないんですけどこの人は塵がつもってヘドが出るほど嫌いになりました。逆に言うと先の祖母レベルにやばい人間ということです。いつかこの人についてもお話できたらいいですね。では、おやすみなさい。