@yuing__ の話

鬱になって休職したあと退職した人がtwitterでつぶやかないことを書きます。

脱皮

昨日は病院、今日は専務との面談でした。病院は午前に入れていたのに午後に診察が終わりその後血液検査がありました。めまい・しびれなどが相変わらずあることと眠剤を飲んでも寝れないまま朝になることもあるというと比較的すぐ効いてすぐ切れるタイプの眠剤を出されました。抗うつ剤も新しいのを出されましたがよくわかってません。抗うつ剤って鼻水がとまるとか喉の腫れが引くとかそういう目に見えた結果が見えないので惰性で飲んでしまい部分があります。3日前が全く寝れなくて2日前がほぼまる1日寝ていたので血圧を測ったとき前より元気になっているねと言われていやこれはちがうと言いたくなりましたがそうですねと返しました。それでもまだ血圧は弱いみたいです。

血液検査の際も毎回血管がないないと言われるのでそういう話をしたら何ということもなくスムーズに血を抜いてくれました。血管が細いらしいです。もしかして埋もれてるのかなとか思っていたんですけど違ったんですね。先端恐怖症なのでどちらにせよ顔はそむけないと注射は無理ですが。

薬の変化による体調面ですが昨日は疲れ果てていたのもあって体感がわかりませんが以前よりも活力がすこしあるきがします。抗うつ剤を半分変えたからでしょうか?睡眠薬は今までのよりも早く効果が来るのでえまってまだベッド入ってないのにもう波が来たっていうふうになったりしました。寝る前、顔を洗って歯を磨いた後に薬を飲んでそのあとちょっと細々したものを片付けてその後ベッドに行く事が多いのでちょっとなれるのに時間がかかりそうですね。

病院のあとは区役所に行って手続きをしてそのまま帰ってきたのですがこの世の地獄かというぐらい疲れ果てていました。なので昨日は20時ぐらいに寝たはずです。そして朝の5時に起きました。その後またぼんやり寝たりもしましたが9時半ぐらいからベッドを出て準備をしました。

ずっと部屋にかけてあった作業着とずっと置いといていたバッチとそのケースを袋につめて専務のいる場所に向かいました。

怖くて仕方ありませんでした。何を言われるんだろう。今更言うことなんてあるのか?

焦燥感がはしり、安定剤がお守りのようになっていました。

 

久々に顔をあわせた専務は少し焼け、作業着を着ていて普段と雰囲気が違いました。

話すことは今までと大差のないこと。むしろ更によそよそしさが増したこと。誰だって病んでいる部分はあるから発散する方法を見つける必要があるだとかそういうこと。なにもないから考えてしまう、だから考えなくていい場所や事柄が必要だということ。また私が前向きにと思っていることが実はそうじゃない方に進んでいるんじゃないかと心配だと言われました。私の体調は良くなってきている気がするんですが、何を感じ取ったのでしょう。

あと会社の工場に私が利用している就労支援センターの利用者がきたりしていたという話をしてくださりました。私がよく言っているインターンがこれにあたりますね。私の担当をしてくれている人は慎重派なのか、単に私の体調が客観的に見てやばすぎるから落ち着いてということなのか、なかなかインターンに行くまでの段階に行けていないのですが先月があまりにぐったりしていたせいで人と会えずにいたせいでまた久々に顔を合わせるということになるので申し訳なくなります。

ここ最近、ガッツリ眠るという時間があるおかげか前向きな元気な時間が少し増えました。ただ1日の活動できる時間はやはり他の人より限られているのも事実です。人とあまりあっていませんがあったとき迷惑をかけないかと心配です。

とりあえず専務には退職願を書いてほしいと言われたので先程書き終えました。本社に伺わないといけないのかなと思ったのですがお前は何も悪いことをしてないんだしもしも行きたくないんだったらいかなくてもいいと言ってくださいました。それでも申し訳なく思っているのでなにか言いたいのですが怖いですというと無茶はすんなと言われました。事務所に顔を出さなくていいように、本社に顔を出さなくていいように。そういうところにまで手を回してくれていたことに驚きました。休んでそのままFOする身としてはこれ以上無くうれしい対応ですよね。

バッチ・作業着の返還、退職願、明日受け取る私物。私があの会社にいたという証拠が1つずつ剥がれていく感覚でした。あと残っているものと言えば保険証ぐらいでしょうか。もう忘れられて錆びてしまったそれらを剥ぎ取った私は一体なんなのでしょう。足かせが取れたような感覚?守ってくれるものを失った感覚?どちらなのでしょう。ここ数日調子がいいので調子がいい気持ちを維持したいのですが現実に向き合って考えることが増えるたびにズトンと落ちる時があるのです。突然食べ物の味が遠く感じることもあるのです。だれだって普通じゃないんだからお前も自身を持て そうやって専務は言いましたが皆さん普通に振る舞っているじゃないですか。それすらできないんですよ。と言いたかったのですが言えませんでした。それもまた正しいから。

私の後釜となった新卒の人は私のかつての上司のもとで動いてるみたいです。あの事務の人に挟まれるんでしょうね…私みたいにならないでほしいです。草食系なのはいいとして髪がもっさりしてるから切れっていうところだと言っていました。そんな彼の話を聞いてきっと馴染んでいけるんじゃないかなと思いました。同期の話も聞きました。15件ぐらい取引先をもたせてもらって頑張っているらしいです。私もそうなりたかったなあと少し羨ましく思いながらも今の自分に後悔はないので良いのです。何回も繰り返している答えのない面談。話題が尽きて無言の時間もできたりしました。私が一つのコミュニティから抜け出しつつある瞬間だと感じました。最後に見たのが1年前ということでもう脳内ではすり減り始めているそれぞれの顔を改めて顔を見ることもなく立ち去っていく私ですからこれがあるべき姿なのでしょう。

退職願。まさかこんなのを書く日がこんな早く来るなんて就活をしていた2年前の私なら想像もできないでしょう。形式張った文字を書いて、印鑑を押して、封をして。

これを出してしまえば7月1日からこの会社に私の名前はありません。そう思うとなんだか不思議ですよね。もうしばらく行ってないのに何言ってるんだって感じですけど、この紙切れで終わるんだなと思うとあっけなく思いませんか?まあ休職は事が事だったために段取りを踏まずに7月から休みなさい!以上!って感じだったのもありますし、私部活とかバイトとか何かにつけて終止符をつけるのがヘタで幽霊部員になったりバイトをクビになるような振る舞いをしてクビになることでやめたりとかそういう手段ばかりとってきたせいでこういうちゃんと辞めるというのができて感動しています。まあこれも休職という形からの退職で引き継ぎもないのでちゃんと、じゃないかもしれませんけど…

 

今日はそんな感じです。明日この紙を渡して、私の残していったものを受けとって。何を置いていったか覚えていませんがまあ受け取り次第僅かな時間の思い出に触れたいなと思います。それでは。