@yuing__ の話

鬱になって休職したあと退職した人がtwitterでつぶやかないことを書きます。

2018年7月17日の話

今日は起きたときから目眩がひどくて外に出ることすら難しいんじゃないかと不安に思いながら準備をしていました。掃除をして必要なものを確認してと準備を進めているうちに限界をむかえて30分ほどベッドで横になっていました。目を閉じると自分の体の中の軸のようなものが無理やり時計回りに回っている感覚に陥っていました。目を閉じ続けると無呼吸のような苦しさが襲い、目を開けてまた目を閉じると先のそれが続いて眠ることも叶わずむしろ気持ち悪くなりました。

諦めてベッドから離れて確認も疎かにして部屋をあとにしてバス停に向かいました。1泊~2泊用の小さなキャリーバッグですが私は背が低いので引きずって歩いていると時折足にあたって足が持っていかれそうになりそうになりながらも途中にある自販機で飲み物を買ってバスにのり札幌駅に向かいました。ローカルバスに乗っている間何をするわけでもなく上を見ていました。バスの上に貼ってある広告をなめるように見たあと目線を下ろすと見たことのある車を見かけました。自分の会社と関係のある会社の車で運転手も自分が知っている人でした。自分がここにいることがバレることが怖くて、だからといってどうすることもできませんでした。ただ、あの一瞬で会社に本当に復帰して良いのか不安を覚えたのも事実です。

あれこれ考えていると札幌駅に着いて、そのまま地元に帰りました。家に帰る途中海が見えるのですが私は海が好きなんだなと思います。いつか、それが叶うのかはわかりませんが将来は海沿いに住みたいです。歩いて10分くらいすれば海が見えるようなそんな場所に住みたいなと思いました。

家に帰ってなんとなしにチャイムを鳴らしてみると慌ただしい様子でよそゆきの声のお母さんが出てきて私の顔をみておかえり、冷蔵庫にプリンあるよ、と言うだけ言って何も聞かずにリビングに戻っていきました。荷物を部屋においたあとリビングに戻るとお母さんは夕飯の準備をしていました。弟の部屋に行くと思ったよりも塩対応で空気の読めないやつだね、とやじを飛ばしていました。その後お母さんはお父さんがカニもらってくるんだって、あと今度旅行行くからねと報告を入れてきたり間違ったサイズの服買っちゃったからあげると言ってきたり戻ってくるときこれ買ってきてほしいという要望など本当に普段戻ってくるときと何も変わらない、実家の日常に当たり前のように私を溶け込ませてきて、それが暖かくて、ここには居場所があるんだなと思いました。

私は間を置いてから週1で病院に通ってるんだ、やっと少しずつ良くなってきたんだ、来月どうなるかはわかんないけど一応9月には復帰することになるんだとつぶやきました。そう、とだけ返ってきました。少ししてからお父さんとおんなじなんだ、あんたは。周りの目を気にしていらないことにまで神経尖らせて疲れやすいの。休んで行きなさい。そう言われました。泣きそうになりましたが泣いたら茶化されるのでこらえました。

 

久々にちゃんとしたご飯を食べました。今日は白米に焼き魚に味噌汁という朝食のような夕飯でしたがあたたかかったです。サラダや昨日の残りなど私の家のテーブルはいつもいっぱいになります。それを家族みんなで食べます。家族全員一人が好きなので基本バラバラなんですがその時だけは全員顔を合わせ色々と話をします。大切な時間です。その1時間か2時間のために私は帰ってきている気がします。

お父さんがカニを剥いて私の前に差し出してきました。お父さんはカニの身を1ミリも残さずきれいに取り出すことができるのでいつもそうやって取り出した状態で私たちに提供してくれるのですがなんだかそれもすごく美味しく感じて、自分がどれだけ質素で、冷たくて、寂しい日々を過ごしていたのかを感じました。でもこの3週間程度の孤独の時間も間違いなく必要だったと思うので後悔の有無というわけではないのですがそういう状態に自分は成り果てていたんだなと言うことに悲しみを覚えました。復職してまたそれがぶり返すのが怖いと思いながらも今はそれを考えないことにしました。目の前の幸せを噛みしめることにしました。笑いながら世間話を聞いて、テレビを見て、茶化して、茶化されて。人との交流を断っていたに等しいのでこの時間はとても幸せでした。

 

そういえば、今日の夢ですがメモは2つ残っていました。ただ解読があまりに難しかったです。

何かの宴?色々な人がいて同級生がいっぱいいたそうです。肉と酒が大量にあったのですが私はほぼ飲まずにいました。唯一飲んだのはブランデーでした。誰かが誰かのスーツにお酒をかけてしまってクリーニング代がかかるよなんていう会話をしたみたいです。その後は酒の飲み回しなどをしていたというメモがありましたが全体的に支離滅裂で気持ち悪いぐらい意味不明だったので解読を放棄してしまいました。

もう一つはバスターミナルに自分がいて地元の最寄りのバスターミナルなのですが本来だとありえないしかも遠い場所に行くローカルバスがあってそこには学生ばかりが乗っていた、というものでした。

最初の方は本当に誤字が多くてそれでも残していただけすごいなとは思いましたが異空間の言語を読まされている気分になりました。

 

私の家の人は寝るのが早いので私もそろそろお風呂に入って寝る流れに持っていかないと行けないのでありがたみを感じながら少し実家で過ごしたいなと思います。実家に帰ってきてよかったです。また明日。